「交通まちづくりの実践」研究小委員会の委員公募のお知らせ 土木計画学研究委員会のもとにこのほど設立された「交通まちづくり の実践」研究小委員会(代表:原田昇(東京大学))では,委員を公募 いたします。大学や研究機関の研究者の方に限らず,行政,コンサルタ ント,NPOなどの立場で交通まちづくりの実務に携わっている方など, 交通まちづくりの実践と研究に関心をお持ちの幅広い方々の積極的なご 応募を歓迎いたします。 1.小委員会設立の目的  まちづくりに貢献する交通計画は,混雑緩和等の問題解決型ではなく, 望ましい生活像を提案する価値創造型の計画であり,その実践のために は従来手法とは発想の異なる新しい計画手法(ビジョン構築,調査体系, 制度設計など)の開発が必要です。本研究は,1)専門知,実務知,地域 知の融合によるボトムアップ型の交通まちづくりのビジョン構築技術の 構築,2)交通まちづくりの調査技術における,交通・景観・都市計画な どの総合調査体系の整理,個別要素技術の開発と,まちづくりへ貢献す る施策を設計し評価するための新しい交通まちづくり調査体系の提案, 3)わが国の交通まちづくりの主要課題を実践するために必要な計画の仕 組みの整理と,その目的達成のために必要な制度設計,の3点を研究し, その成果を情報発信することを目的とします。 2.活動期間・活動形態 ■活動期間:  2010年11月から2013年11月までの3年間 ■活動形態:  研究活動を効果的に遂行するために下記の3部会を設置します。これ らと並行して設置する企画部会が,各部会の成果を情報発信し,議論す る機会を企画し,最終的には成果をガイドラインとしてまとめて出版す ることを目指しています。 1) ビジョン構築部会(リーダー:高山純一(金沢大学))  逆都市化社会,超高齢社会,低炭素社会等の長期トレンドを踏まえ, 望ましい生活像を描き出し,その必要性を,政府などの意思決定者と 住民などステークホルダーに分かりやすく説明する手法を構築する。 2) 調査体系部会(リーダー:溝上章志(熊本大学))  地域資源と移動実態の総合データプラットフォームのアーキテクチ ャを提案し,これを用いた様々な総合的な交通・景観・都市計画の政 策立案事例を展開し,価値創造型の「交通まちづくり調査」の体系を 提案する。 3) 制度設計部会(リーダー:谷口守(筑波大学))  都心活性化や集約型都市構造の実現といった交通まちづくりの目標 達成を支える計画制度を設計し提案する。 3.委員の公募について  委員は総勢50名程度と考えています。うち20名程度はコアメンバーと して決定しており,残る30名程度を公募とします。大学等の研究者のみ ならず,行政,コンサルタント,まちづくりNPO等を含め,幅広く募集 します。以下の応募フォームに所定の事項を記載の上,下記申込先まで メールにてご送信ください。 4.応募締め切り  平成22年12月24日(金) 申込先・問合せ先: 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 高見淳史(小委員会幹事) takami@ut.t.u-tokyo.ac.jp -----------------(応募フォーム:以下を返信)----------------- ■お名前: ■ご所属: ■メールアドレス: ■所属希望部会(カッコ内に○,複数可)  ( )ビジョン構築部会  ( )調査体系部会  ( )制度設計部会 ■交通まちづくりの実践や研究への取り組み状況: -----------------(応募フォーム:以上を返信)-----------------